これは、新年に立てた目標の「親孝行」で
「家族全員揃って家族旅行をする」
だったので、それを兄弟で計画して実行しました。
思い起こしてみると、家族揃って旅行に出かけたのは、私が小学生、
姉、兄は中学生の頃、父が勤めていた野尻湖の近くの宿に宿泊しました。
それ以来、約40年ぶりです。
昨年まで両親と旅行はしていましたが、両親と姉と私と4人旅でした。
80歳を過ぎた両親と東京駅で待ち合わせをし、河口湖や伊豆などの
静岡方面まで新幹線、列車、タクシー等を乗り継ぎながら旅行していました。
父と母の荷物を姉と2人で分担して持ちながら、父の肩を支え、次に行く
行き先を確かめながら休憩場所を確認するなど何かと気を遣い、
自分の携帯を無くしてしまったこともありました。
でも、今回は兄も誘いました。
誘ったのは、事情がありました。
それは、父の足が以前より悪くなり、歩けなくなったためです。
父が歩けなくなってきたのをきっかけに今回は兄に運転してもらい、
実家から温泉まで連れていってもらうことにしたのです。
兄に旅行の話をかけた時は、普段から近くに住んでいることもあり、
親子喧嘩が多く、あまり気乗りしていなかったようでしたが、なんとか説得し、
兄のお嫁さんにも理解してもらって、実行することができました。
兄夫婦が運転と案内をしてくれたので、私は、父に肩を貸したり、
荷物を持ったりするぐらいでだいぶ楽になりました。
楽になった上に兄弟揃っての旅行ができて、本当によかったと思っています。
当日は、両親は、
長野市内の実家を
10時に出発し、
長野駅で全員合流し、
信濃町で妙高山を
眺めながら
美味しい10割そばを
食べました。
写真はそばを
食べながら
眺めた風景です。
その後、
地獄谷のお猿の温泉。
長野オリンピックの
時に
「スノーモンキー」
として有名になり、
外人さんに
人気のスポットと
なりました。
野生の猿が人里近くまで来て温泉に入るような場所はあまりないようです。
そういえば、兄が数年前、申(さる)年のお正月にわざわざ地獄谷の
猿の写真を撮りに行って、年賀状に使っていたのを思い出しました。
雪深い中、山道を登って行って写真を撮るのは大変だったようです。
お猿と同化して?童心に返った後、
渋温泉の歴史の宿「金具屋」
昭和11年に完成した
国登録有形文化財、木造4階建ての
「斉月楼」に泊まりました。
この宿を選んだ理由は、
兄の高校時代の同級生が8代目の
館主だということと、歴史のある
木造建築だからです。
宿に着いて温泉(ロマン風呂)に
入った後、館内めぐりをしました。
8代目の館主が案内してくれました。
館内めぐりには50人くらい参加していてびっくりしました。
国登録有形文化財とあって、様々な工夫を凝らし、素晴らしい造りでした。
夕食の後は、久々に両親と一緒の部屋で一晩過ごしました。
父はトイレが近いので夜何度も起きてトイレに行き、大変そうでした。
ゆっくり寝た後、翌朝起きてすぐに母と姉と温泉(鎌倉風呂)に入りました。
これだから温泉はいいですねえ。
朝食後、両親はお部屋でゆっくりくつろいでもらっている間に、
姉と源泉見学ツアーに参加しました。
温泉は4つの自家源泉を持っているので、40分かけて見せてくれました。
源泉は他の宿と共同に使っている所が多い中、「金具屋」は、
自分の宿だけで使っているので、源泉ツアーが実施できるそうです。
パイプに詰まるほどついている湯の花をその場でとって、なめたり、
手に塗ったりと、五感で温泉を楽しむことができました。
おかげで手はつるつる、そして味は渋くて塩辛かったです。
この湯の花の味が渋かったので、渋温泉という名前がついたそうです。
湯の花を一家庭に一袋ずつお土産にもらえてラッキーでした。
2日目は、花好きの母の提案で小布施のフラワーガーデンに行って、
庭園を散歩し、ゆったり過ごすことができました。
今回の旅行は、父も母も40年ぶりの家族全員参加の旅行とあって、
満足げでした。
母は、歴史のある旅館に泊まれて大喜び。
父は、昭和11年建築の木造4階建てとあって、
階段が多かったのが不満げでした。
来年は父のためにバリアフリーの宿を探そうかと思います。
今回の旅行では、写真を大量に撮ったので、
皆さんからアイデアをいただいているダイヤモンド婚のお祝いの
アルバムを作ってプレゼントしたいと思います。
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